最終的報告として [今日のおとめちゃん]

19日21時37分、おとめちゃんは息を引き取った。

前日18日に救急搬送され、夕刻から意識混濁。
翌19日19時過ぎに発熱。
意識の戻らぬまま、他界した。

直前まで自発呼吸、血圧等も安定して、苦しみの少ない、理想的な死にかただったと言えよう。

おとめちゃんは、痴呆になる以前から、わがままで、せっかちで、自分勝手な人だった。
世のため、人のために、なにひとつしたことはなかったし、誰かから特別に愛されることはなく、誰かから特別に憎まれることもなかった。
取るに足りない人生を生きて、せっかちらしく呆気なく死んだ。
それでも、幸福な人生だったと思う。
いろんな人に助けられた。
本人がどう思っていたかは知らないけれど、おとめちゃんみたいな存在を許してくれた、世の中の優しさに、私は感謝を記したい。
世界はおおむね美しい。
だから、たぶん、おとめちゃんの死に顔は穏やかだったんだろうと思う。

さて。
介護する側である私の愚痴のためだけに作った、このblog。
介護されていたおとめちゃんがいなくなってしまったので、続ける意味もなくなってしまったのだけれど。
まだ書き残したこともあるし、死後処理の事務なんてのも覚え書きしておこうかと思うので、もうちょっとだけ続けようか、と。
アクセス解析みたら、ビックリしたというか、ありがたいことに、読んでくれてる人もいるみたいなので。

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