おとめちゃんのお葬式 [今日のおとめちゃん]

このblogの趣旨からは、ちょっとハズレるけど。
チョーむかついたから、愚痴言わせてー。
親戚の話。

とめちゃんには長男がいてね。
その姉にあたる、私の母親の家族で、とめちゃんの介護をしてきたわけさ。
その間、長男はとめちゃんの顔を見に来たこともなし。
とめちゃんの徘徊が酷くなってきた2年ばかり前、
「いつ転倒や事故で命を落とすかわからないから、今のうちに会ってやって」
と、連絡したこともあったけど、
「わかりました。よろしくお願いします」
と、素っ気ないメールがきたっきり。
一度も会いに来なかった。
生活費はもちろん、オムツ代ひとつ出してくれた試しもなし。
敬老の日に花を送ってくれたのは、長男ではなく、長男の子供たちだ。
要するに、この長男。とめちゃんを我が家に姨捨てて、自分はのうのうと暮らしてた人だと思いねえ。

それでも長男だもので、葬儀では、喪主をやることになったのさ。
まあ、いまどき東京の葬式の喪主なんて、たいしてやるべきこともない。
がんばってやってもらったさ。

ただ。
告別式に遅刻はしないで欲しかったねえ。
喪主が遅刻って、ありえないでしょ。
車が混んでた、って言い訳になるか?
夏休み最初の週末に、環七が混むのは常識でしょう。

ああああ、恥ずかしい。

しかも、遅刻した長男の嫁、参列者に謝るでなし。
大変だったアピールをしつつ、
「いま、主人は車を停める場所探しに行ってるので・・・・(もう少し遅れます)」
だって。
はあ?
なんでチミが駐車しにいかんのだ?
喪主を先に座らせろ!
喪主を!
キレたね、ガチで。

だいたい、この喪主、とめちゃんの葬式代を値切った、最低のヤツだ。
だったら、余計なオプションつけるな。
金がないなら、見栄なんかはらないで、最低ランクのにすりゃあいいのよ。
その葬式代だって、うちと折半なんだから、負担だってその分、軽いはずなのに。
そもそも、葬式代を値切るなんて、聞いたことない。
恥ずかしい。
ほんっと、恥ずかしい。

ついでに言うと、入院費なんかも、うち持ちである。
お香典はヤツが持って行ったので、経費全体で考えたら、折半でさえない。

この長男、どうしてそんなにお金がないかと言って、ローンで家を買ったせいである。
ローンは定年を過ぎても終わらない。
この段階で、なにを考えているんだ?である。
意見が合うはずもない。

身の程知らず。
恥しらず。
そういう人は、もちろん、恩知らずでもある。

まだとめちゃんの息があった19日。
このヒト、病院に行って、医師から話を聞いたらしいのだが、開口一番、
「転ばせたの?」
だと。
転んだんだよ。
転ばせたんじゃない。
っーか、私がなじられる話か?

なんにも知らないくせに。

とは、うちの家族は誰も言わない。
私も言わない。
「バーカ」と、腹のうちで思ってるだけだ。

でさ。
要するに、そいつが遅刻してきた告別式で、涙を拭ったりしてたもんだから、チョーむかついたー、ってー話なのだ。
ハッキリ言って、意味わかんない。

ついでに言うと。
転ぶ半月前くらいから、とめちゃんがしきりと言っていた「小さい男の子」の幻覚。
たぶん、たいしたネタじゃないと思って、このblogには、書いてなかった気がするけど。
しょっちゅう
「小さい男の子がいるはずなのになあ」
「あの子はどこに行ったの?」
「小さい男の子と一緒に寝るの」
って、とめちゃん、言ってた。
振り返ってみるに。
あの幻覚の正体って、やっぱり、長男なのかな、って思うわけだ。
いまは太りに太りまくって、小さくなくなっちゃった長男だけど。
昔は小さい男の子だったはずなんだよね。

せつないなあ。

そんなわけで、とめちゃんの臨終以来、
「理想的な、いい死にかただったー。良かった、良かった」
だったのが。
告別式からこっち、ずーっとモヤモヤ。
自分でも驚いたことに、毎日泣いてるんだな。
なんつーか・・・・疲れてるなあ、私。

そんなこんなで。
25日にお通夜。
26日に告別式。
滞りつつも、おかげさまで、なんとか終えることができました。

長男夫婦以外については、本当に素晴らしいお葬式だったのよ。
ご近所の方にもたくさん列席していただいて。
優しい人に囲まれて生き終えたんだなあ、と思える、素敵なお別れでした。

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